八王子〜多摩〜町田エリアのデザイン日記
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「グラッドワークス」の日常(と仕事)を書き綴るブログです。
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【撮影術】デジタル一眼買ったら「絞り優先モード」での撮影がおすすめ

デジイチ買ってみたけれど…

おはようございます。今日も八王子(というか多摩ニュータウン西端)は快晴の朝です。

ところで、デジタル一眼買ってみたけど、期待していたほど写りが良くない…という方はいないでしょうか?

私は最初、そう感じました。いまいち写りがシャープでなく、画面周囲は暗くなってしまう…

これならコンデジの方がマシじゃないの?

と。それは最初、「プログラムモード」で撮影していたからです。
(もちろん、安い機材を使っていたせいもありますが。。。)

「プログラムモード」はカメラ任せに撮影できてラクですが、晴天の屋外などの明るい場所でなければシャープに撮影できない傾向があります。



「絞り優先モード」での撮影

写真はCanon EOS 40Dの撮影モードを「絞り優先モード」に合わせたところです。

絞り優先モード

Nikon D700 + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED にて撮影。
絞り:F2.8 シャッター速度:1/40秒 ISO感度:800 露出補正:-1.0

上の写真は絞りを最も大きく開いた状態で撮影しているので、ボケ量も大きくなっています。

「絞り優先モード」(Avモード/Aモード)を使う事の利点としては、
ボケ量、シャープさのコントロールが比較的ダイレクト感を持って行える
ことがあります。

絞りを開けて行けば合焦点前後のボケ量が大きくなります。また、絞り込んで行けばシャープネスが上がり、夜景なら点光源の回りに放射状の光芒が現れるなど、絵作りの変化をよりダイレクトに感じられます。

シャッター速度は絞り値の変更によって間接的に行う事になりますが、絞り過ぎによる「回折ボケ」を防ぐ事ができます。

「回折ボケ」については以前書いたブログ「滝とシャッター速度と絞りの関係」を参照ください。


「絞り」と「シャッター速度」と「適正露出」の関係

よく例えられるのは水道の蛇口とコップの関係です。
蛇口を少しだけ開くと、水がチョロチョロと出て来ます。
これをコップで受けて、コップが一杯になったところで蛇口を閉じます。

この蛇口を開けている時間が「シャッター速度」、蛇口を開ける量が「絞り」に相当します。
水は「光」に相当し、水がコップに丁度一杯に溜まったところが「適正露出」となります。

蛇口を開けている時間が短くて、水(光)がコップ一杯になっていない状態は
「露出アンダー」となり暗い写真となり、
逆に開けている時間が長過ぎて、水(光)がコップから溢れてしまっている状態は
「露出オーバー」となり明る過ぎる写真となります。

以前、HDR加工の話の回で使用した、下の写真で言うと、
左が「露出オーバー」、中央が「適正露出」、右が「露出アンダー」という事になります。

適正露出のイメージ

また、蛇口を大きく開けると、短い時間でコップは一杯になります。
つまり「絞り」を大きく開くと、「シャッター速度」を短くしないと、水はコップから溢れてしまい、「露出オーバー」となります。

現代のカメラは、この「絞り」と「シャッター速度」の最適値を自動で決定してくれるので、被写体にカメラを向けてシャッターを切れば、そこそこ適正な露出で写真を撮る事ができます。


4通りの撮影モード

一眼カメラでは大きく言って、露出の設定方法によって大きく4通りの撮影モードがあります。
(※呼び名はメーカーにより多少異なります。詳しくはカメラの説明書をご覧ください。)

【1】プログラムモード(Pモード)…絞り値、シャッター速度共にカメラ任せ。

【2】絞り優先モード(Avモード/Aモード)…絞りの開き具合は撮影者が決定し、カメラが自動的にそれに応じたシャッター速度に設定してくれます。

【3】シャッター速度優先モード(Tvモード/Sモード)…シャッター速度を撮影者が決定し、カメラが自動的にそれに応じた絞り値を設定してくれます。

【4】マニュアルモード(Mモード)…絞り値、シャッター速度共に撮影者が決定します。設定を間違えると、露出オーバーやアンダーになります。

最初のうちは「プログラムモード」で撮りまくって、カメラに慣れて頂くのがおすすめですが、 慣れて来たら、「絞り優先モード」(Avモード/Aモード)をお勧めします。


絞りを変えて行くと、次のような変化があります。

【絞りを開けると…】 「被写界深度」が浅くなります。つまり、ピントの合っているところの前後は大きくボケるようになり、いわゆる「空気感のある写真」が撮りやすくなります。
またシャッター速度が短くて済むため、多少暗い状況でも手ブレのリスクを低くする事ができます。ただし、画質は少し低くなる傾向があります。
つまり、「ボケやすく、甘くなりやすいが、ブレにくくなる」ということです。

【絞りを絞ると…】 「被写界深度」が深くなります。つまり、ピントの合っているところの前後もボケる量が少なくなります。画面全体をシャープに見せたい時はおすすめです。
ただし、シャッター速度は長くなる(遅くなる)ので、暗いところでは手ブレのリスクが増大します。画質の面では、ある程度絞った方が画質は良くなる傾向があります。安価なレンズでも、比較的あらが目立たなくなり、画像周囲が暗くなる「周辺光量落ち」が少なくなるという利点があります。
つまり、「ボケにくく、シャープになりやすいが、ブレやすくなる」ということですね。

上記のように、撮影意図に合わせて「絞り優先モード」で絞りを調整すれば、表現の幅がより広がります。


「迷ったらF8」

人間の眼は非常に高度な画像補正機能を備えていて、晴天の屋外でも、照明の付いた夜の室内でも、明るさの違いはそれほど大きくは感じません。

が、実際の差はものすごく大きいのです。

「プログラムモード」に設定して室内の撮影をすると、屋外に比べて相対的に暗い室内では、カメラは絞りを大きく開くことで対応しようとします。しかし、カメラのレンズというのは、ある程度絞った方がシャープに撮影できます。絞りを絞れば、シャッター速度が遅くなり、手ブレのリスクが増大するのは先に書いた通りなので、状況によっては三脚の使用が必要になるかもしれません。

ものすごく乱暴に言ってしまうと、「絞り優先モード」に合わせて、絞りをF8にして撮影すると大抵、そのカメラで映せる最もシャープな画像が得られます。「迷ったらF8」という言葉もあります。もちろんこれはあくまで極論であって、実際には、何をどう撮るかで最適な設定はその都度違うのですが。

そのようなわけで、デジタル一眼カメラ購入したら「絞り優先モード」で撮影される事をお勧めします。

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