八王子〜多摩〜町田エリアのデザイン日記
八王子〜多摩〜相模原〜町田エリアで活動中のデザイン事務所
「グラッドワークス」の日常(と仕事)を書き綴るブログです。
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肉眼で見たイメージをデジカメで再現する「HDR」加工
今日も快晴
おはようございます。本日も八王子(というか多摩ニュータウン西端)は快晴の朝です。
今日は以前のブログで少し紹介したHDR(high dynamic range)加工について書いてみたいと思います。

下記は近所の公園にて撮影した画像です。(Nikon D700 + 28-300VRレンズ使用)

HDR作成1.jpg

朝日に照らされた景色と雲が良い感じだったのでシャッターを切ったのですが、 眩しい朝の太陽が低い角度から照りつける中、逆光気味で撮影したため、空は色が薄く、 日陰になった部分はかなり暗く写ってしまいました。

オート設定していたニコンADL(後述)によって白飛び、黒潰れが多少緩和されていますが、それでも少々厳しい。
肉眼で見た印象とはかなり異なります。


「HDR加工」の下ごしらえ
そこで「HDR加工」を施します。
HDR(high dynamic range)加工とは、明るいところを白飛びさせずに、暗いところも明るくする合成加工です。カメラ画像の明るさ〜暗さの階調表現の幅(ダイナミックレンジ)をデジタル処理によって大幅に拡張しようというものです。「HDR加工」については、以前のブログで少し紹介しましたが、具体的な話は全くしていなかったので、今回は少し踏み込んだ話を書きたいと思います。

まずは今回撮影データのRAWデータ(これも後述)を用意し、RAW現像ソフトで露出補正をプラス2.0に変更して書き出します。

HDR作成2.jpg

元の写真では潰れ気味だった影の部分の階調が判別できるようになりましたが、 空や建物の明るい部分はハレーションを起こしたように白飛びしています。


次に露出補正をマイナス2.0に変更して書き出します。

HDR作成3.jpg

明るい空の雲の濃淡や色彩も再現されています。 が、暗い部分はほぼ黒潰れ状態。


これで元の画像を含めて、3枚の画像ができました。

HDR作成4.jpg



コンピューターで「トーンマッピング」
この3枚を「トーンマッピング」という手法を使用して合成します。
元の画像で暗かった部分は、明るく補正した部分のデータを使い、 元の画像で明る過ぎた部分は暗く補正した部分のデータを使用して、 コンピューターで合成加工を掛けます。

そうしてでき上がったのが、下記の画像です。

HDR作成5.jpg

空の色彩、橋の影の部分、左下の木の葉の階調などがまんべんなく再現されています。 元画像に比べると、肉眼で見たイメージに比較的近くなっています。


iPhoneや一部のデジタルカメラに搭載されている「HDR撮影機能」は、カメラ側でこの作業を自動的に行ってくれる機能です。ただし、専用ソフトを使用して後加工を行う方が、トーンマッピングの種類や強度などを自由に選べ、より理想に近いイメージを追求できるという利点があります。何事も、こだわり始めると急激に手間暇掛かってしまうという事ですね。。。^^;
※「HDR」イメージの作成方法は他にもありますが、それに付いてはまたの機会に書きたいと思います。


【後述・1】「ADL」について
ニコンのカメラには「ADL(アクティブ D-ライティング)」という機能があり、 明るいところが真っ白に飛んでしまったり(白飛び)、 暗いところが真っ黒に潰れてしまう(黒潰れ)を軽減する機能があります。
(※「ADL」も広義的には一種の「HDR」と言えなくもないのですが、今回は別物として扱いました)
今回の撮影では、この「ADL」はカメラ側で自動で設定する「オート」で撮影しています。
強い陽射しの中、逆光気味で撮影したこの画像は、「ADL」がかなり強く働き、白飛びや、黒潰れは軽減されています。


【後述・2】「RAWデータ」について
ケータイのカメラやコンパクトデジカメなどで撮影した画像は大抵「JPEG」という形式のデータです。
この「JPEG」は余計なデータを削ぎ落とした「軽量化データ」なので、明るさや色彩を弄ると色彩や階調の滑らかさが破綻しやすいという欠点を持っています。

このため一部のハイエンドデジタルカメラでは、余計なデータを削ぎ落とす前の生データである「RAWデータ」を記録する機能があります。 この「RAWデータ」は膨大な色彩の情報を保持しており、明るさや色彩を変更しても、破綻しにくいという特長があるので、 今回のように大きく露出補正を変更しても、JPEGデータよりもより豊かな階調を再現してくれます。

このように「RAWデータ」は写真撮影の限界を大きく拡張してくれる有難いデータ形式ですが、データサイズが大きく、大容量のメモリーカードが必要であったり、JPEGやTIFFなどといった汎用画像データ形式に変換する作業(いわゆる「RAW現像」)を行ってやらなくてはならないなどの欠点もあります。


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