横浜市都筑区のデザイン事務所「グラッドワークス」の日記
個人デザイン事務所「グラッドワークス」の日常(と仕事)を書き綴るブログです。
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雲の切れ間から金星の太陽面通過(日面通過)を東京都内にて撮影
朝から雨で完全に諦めていましたが…
おはようございます。デザイン事務所「グラッドワークス」です。

 先週のブログで書いた金星の太陽面通過(日面通過)を、昨日幸運にも観測することができたので写真を撮ってみました。昨日は朝から雨で完全に諦めていたのですが、昼前に晴れ間があったのでそのチャンスに撮影することができたのです。

 太陽の光は強烈すぎてそのままでは撮影できないので、光を減少させるためのNDフィルタが必要となります。このNDフィルタについては、この前の金環日食の時の撮影のために用意した「ND400」+「ND16」+「ND8」の3枚重ねで撮影してみました。
 が、薄い雲がかかっていて「減光し過ぎ」の状態だったので「ND16」と「ND8」は外して「ND400」のみ装着で撮影しました。

 カメラボディはNikon D700、レンズは便利ズーム28-300VRの300mm望遠端を使用です。カメラの設定はマニュアルモードで、ISO感度200固定、絞りはF16まで絞り、シャッター速度は1600分の1秒にしました。この辺の数値の決定は実際撮ってみながらその場で調整となります。
 NDフィルタを装着していてもファインダーで太陽を見るのは怖いので、背面液晶モニターを使用した「ライブビュー撮影」で、手持ち撮影です。1600分の1秒の高速シャッターなら手ブレの心配もないだろう、ということで。



金星の太陽面通過(日面通過)

 まずは1枚目。雲がかなり薄くなったので露出オーバーでした。RAW現像(※)でマイナス2.0の露出補正しています。等倍に拡大表示した画像を切り出しています。右上の丸いのが金星。思っていたよりは大きいですね。その他の小さな黒い点は黒点です。
 ※「RAW現像」については以前書いた記事「肉眼で見たイメージをデジカメで再現する『HDR』加工」の下の方で少し触れましたので、宜しければ合わせてお読みください。



金星の太陽面通過(日面通過)

 次に2枚目。上の写真と全く同じ設定で21秒後にシャッターを切りました。が、雲がかかって、一気に露出不足。今度はRAW現像でプラス2.0の露出補正をしました。そのせいでノイズが盛大に乗っていますが、黒点のディテールは1枚目よりも再現されています。
 今回は極端な例となりましたが、少し露出アンダー気味に撮影しておいて、後からRAW現像でプラスの露出補正をしてやると階調の再現性は上がる傾向があるのです。

 ちなみに、日食グラスを利用して肉眼でも金星の姿を確認することができました。と言っても「辛うじて点が見える」程度の見え方でしたが。

JUGEMテーマ:★カメラLife★


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